2017年12月20日
とったど~~パート3


大分時間が経ってしまいましたが、記憶をたどってみます。
古仁屋のエイドを出発すると、すぐに坂に差し掛かります。
ここから先は、大した勾配ではないのですが、久慈集落までアップダウンの連続です。
そして遂にきました。
太股が完全に痙りそうな感覚。凄い痛み!!
でも降りたら完全に痙ってしまって、動けなくなるのはわかっている。
だから降りられない。でも痛~~い。
なんとか登り終え、下りで足を休めながらストレッチ。
またすぐ登り坂。また痙る。この繰り返し。
幾つ目だか定かではないのですが、坂の途中で止まっているライダーが見えた。
近づいていくと、宮城から毎回参加している知人のケンイチさん。
ケンイチさん、「脹ら脛が痙ってしまいました。」
私、「僕も痙っています。でも停まったら完全に痙ってしまうので、このまま行きま~す。」
そしたら、ケンイチさん頑張って後ろに付いてきます。
ここからは、痙った者同士励まし合いながらようやく久慈集落到着。
ここで一旦停止し軽く休憩。
ケンイチさんに「ここからの峠は、キツいです。」と伝える。
この峠は「かんつめ峠」と呼ばれていて、距離は3㎞程度なのですが、勾配がきつく、ずっと踏ん張り続けなければならない。
気合い入れて自分のペースを守りながら、ペダルを回し続けます。途中、振り向いてケンイチさんを確認しながら。
23分ぐらいかかってやっと頂上。ケンイチさんもなんとか登れてる。
良かった。
そこから下って、宇検村へ入り、平坦基調のやけうち湾を走り、宇検村のエイドに到着。
そこでは、チームの先輩五月兄が待っていてくれ、恒例のコーラを頂く。これがたまらなく旨い!!
そこへ、240㎞組のチームメイトの集団もやってきました。5,6人居たかな?
前回、前々回とここでリタイヤしていました。
でも今回は、時間に余裕があり、足も残っている。
五月兄に「今年は、行きます!!」と伝えると、「おー、いいど~~!!キバレ!!」と気合いを頂き、ケンイチさんに「先に行きます!」と言って出発。
さあ、ここからは未知の世界。
芦険集落からは、またまた長~い登り。
序盤は勾配がキツいものの、終盤は緩やかな勾配。登っている途中に気がつきましたが、足が痙っている。痙っているのに慣れてきてる(笑)
この坂は、37分もかかってやっと頂上。
大和村今里集落への下り、とっても綺麗な風景。

写真の右端が、その風景です。
下って暫くすると、戸円集落からの登り。
初めて登る峠なの、どれくらいなのか分からず、登り始める。200メートル登った所に展望台が見え、そこにチームメイトの小川さんが応援で待っていてくれました。
頂上らしい道が見えたので、すかさず「あとどれ位登りですか?」と聞く。
すると、「見えている道を登りきって行ったら、もう少しですよ。」
お~~~、いいぞ!!
「あと少し!あと少し!」心の中で連呼。
だが、行けども行けども、登り坂は終わる様子はない、、、長い、、、
「あ~~、優しさで言ってくれたんだな。そんなに甘くない!」と自分に言い聞かせ登り続けること21分。
下りきると、最後のチェックポイントに16時到着。既に8時間経っている。
ここのエイドでは、大和村名産「すもも」のジュースをいただく。酸味があって美味しかった。
制限時間は10時間。つまり18時までにゴールすれば良い。
残り時間2時間。峠は後2つ。
大和村最後の集落国直からは、また長い峠。
この辺りからは、何度も走っている道。距離、勾配も大体わかっている。
でも、これだけ走り続けてからの登りは初めてだったので、軽いギヤで回し続けること25分。
やっとの思いで頂上へ。
残りの峠はあと1つ。ここまで来たら、元気が出てくる。
最後の峠は、大浜海岸へ繋がる緩やかな登り坂。
懸命に回しているつもりだが、息が上がっていない事に気がつく。大分疲れているらしい。
気持ちは元気だけど、足がついてこない。
この坂で、何人かの240㎞コースのライダーに追い越される。女性ライダーもいた。追いかける気力はあっても付いていけない、、、
でも、ほんとにあと少し!頂上も見えてきた。
大浜海岸に曲がるT字路を直進。後は下って、ゴール地点の三儀山運動公園へ右折。
ゴ~~~~~ル!!!!



「とったど~~~~~」
写真は、チームマネージャーが待っていてくれて、撮ってくれたもの。
ありがっさまりょん!
結果。

休憩含めて9時間28分。実車、8時間28分。
こんなに長い時間乗ったのは初めて。
疲れ切って休憩していたら、帰って来た~~~。
そうです!ケンイチさんです。
駆け寄って完走した喜び握手。
私、
「お疲れ様でした。完走できましたね!!」
ケンイチさん、
「進さんのお陰です。実は、足が痙った時にリタイヤの連絡をしようと思ってました。
頑張りを見て、追っかけた結果です。ありがとうございます。」
以外だった。自分の目標のために頑張った事が、ケンイチさんの頑張りになった事が嬉しい。
さよならパーティでも、ケンイチさんと沢山話しが出来た。それも完走出来たからだと思う。
既に来年が楽しみになっている。
パーティー最後に、チームメイトと記念撮影。

オレンジ色のジャケットを持っている方は、ななな、なんとこのサイクルイベントの為に、長野から遙々自転車で1300㎞自走でやって来たそうです。
変態すぎる!!!!!
周りからは、「完走おめでとう!!来年は240㎞だね。」と言われまくっている、、、、
「で、で、で、ですよね~~」(笑)
Posted by 兄ムーチョ at 19:44│Comments(0)
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